車のエンジンをかけっぱなしで一晩過ごすと、車や人体に悪影響を及ぼします。(結論を先に)
ただ、車の中で仮眠をとったり、車中泊するなど様々な場面でエンジンをかけっぱなしにし一晩過ごすことはありますよね。
特に、長期連休を車で移動し旅行する家族にとって気になる内容なのではないでしょうか。
この記事では車のエンジンを一晩かけっぱなしに
しているとどのようなことが起きるのか
- バッテリーはどうなる?何時間持つ?
- 車や環境へのデメリット
- 人体へのデメリット
- 万が一バッテリー上がりが起きてしまったら
についてまとめました!
バッテリーはどうなる?何時間もつ?
基本的にエンジンをかけっぱなしにしているだけではバッテリーが消費されることはありません。
ですが、エアコン・テレビ・オーディオなどをかけたままエンジンもかけっぱなしという場合、自動車本体が充電してきた電気では補い切れなくなります。
バッテリーからも電気をもらう必要がでてくるとバッテリー上がりの症状が出始めてきます。
その他にも室内灯の切り忘れや、ヘッドライトの消し忘れ、ハザード、ウィンカーのつけっぱなし、半ドアのまま放置..など
そういった電力の使い過ぎで1時間ほどでバッテリー上がりを引き起こす可能性もあります。
バッテリー自体が劣化している状態で電力を使いすぎると、さらに短い時間でバッテリー上がりを引き起こす可能性があるため注意が必要です!
車や環境へのデメリット
エンジンをかけっぱなしにしていると当然排気ガスは流れ続けたままになります。
現在問題になっている地球温暖化の大きな原因の一つが、二酸化炭素を多く含む排気ガスです。
鉄道や航空などを含めた交通機関が排出している二酸化炭素量のうち、ほぼ九割は自動車が排出しています。
さらに車の排気ガスには窒素酸化物などが含まれているため大気汚染にも繋がってくるのです。
車の排気ガスが環境に与える影響はかなり大きいものといえるでしょう。
また、エンジンをかけっぱなしにしていると環境面だけではなく車本体にも悪影響がでてきます!
冬場・夏場はエアコンを効かせたくてエンジンをかけっぱなしにする人が多いでしょう。
しかし、そもそもエンジンは早く回転してるときのほうが熱効率が良く高い力が出せるため、低回転はエンジンの燃焼としてあまりいいものではありません。
さらに、車は走ることでエンジンルームの熱を外へ排出しています。
停車したままだと熱がこもりやすく、エンジンルーム全体にも悪影響を起こしやすくなり車の故障の原因にも繋がるでしょう。
人体へのデメリット
多くの人が、冬は暖房・夏はエアコンを使うためにエンジンをかけっぱなしにして温度を保ちます。
しかし、車内に排気ガスが溜まってしまった場合、一酸化炭素中毒による死亡事故を引き起こす可能性もあります。
特に冬場になると雪でマフラーがふさがれ、排気ガスが車内に逆流してしまい
少し仮眠するつもりでエンジンをかけっぱなしにしていたら…
なんてことにもなりかねないのです。
車中泊・仮眠などする場合は、まず防寒対策などをしっかり行いエンジンを切る!
または、窓を少し開けるなどをして換気をする!
などを行い、しっかりと対策をとるようにして事故を未然に防ぎましょう!
万が一バッテリー上がりが起きてしまったら
もしバッテリー上がりが起きて車が動かなくなってしまった場合、まずは焦らず落ち着いて対応することが大切です!
自分でできる対処法として、
ジャンピングスタートを行う
ジャンピングスタートとは他の車から電気を分けてもらいエンジンを掛ける方法です。
その際にブースターケーブルが必要になるので車に常備しておくといいでしょう。
カー用品店で比較的安く購入できますよ。

ジャンプスターターを使用する。
こちらは小型のバッテリーで、救護車がいない場合でもケーブルをつないでエンジンをかけることができます。
こちらもカー用品店で購入できますので、いざという時のためにも購入してもいいと思います!

ロードサービスを呼ぶ
救護車がいなかったり、ジャンプスターターが手元になかった場合はロードサービスを利用するといいでしょう。
加入している任意保険によっては無料で利用できたりするので、事前に確認しておくと安心ですね。
ですがこれらはあくまで応急処置です!
電力低下を起こすと、バッテリーは確実に劣化します。
一度でもバッテリー上がりを起こしたら新品のバッテリーでもしっかりプロに点検してもらったり、交換することをおすすめします。
まとめ
車のエンジンをかけっぱなしにすると車内設備やバッテリーの状況で、バッテリー上がりの原因にもなるので気を付けましょう!
また、排気ガスは環境問題や人体にも悪影響なので長時間のエンジンのかけっぱなしはよくないですね。
ガソリンの節約にも繋がるので私も気を付けようと思いました!
バッテリーが上がってしまった場合はとにかく焦らないこと。
あらかじめブースターケーブルなどを車に積んでおくと気持ちが安心ですね。
最終的には、自己判断はせずプロに頼るのが一番の解決策です!