前回まで
一夜をともにした2人。
違和感を覚えたリーガンはふとシーツをみると血がついており…。
【19話】<ディア・イングレッド> ネタバレ
シーツの血をみたリーガンは困惑した。自分がひどく悪人に思えて仕方なかった。
初夜から一か月が過ぎ、リーガンは以前と変わらぬ生活を送っていた。
お薬とお酒と夜の社交界。何も変わらない。
一つだけ変化があるとすれば、インガではない女性との行為中にふと初夜の日のインガの姿が脳裏によぎることだった。
泥酔状態で一か月ぶりの帰宅をしたリーガン。
部屋にて嘔吐をし、着替えを行った。
ふと廊下を歩いているとピアノの音がした。
ピアノの部屋に行くと、演奏をしていたのはインガであった。
「感想を聞かせていただけるかしら、リーガン」とインガは言う。
”あの楽師に教わったのか?”と思いつつも、「聞くに堪えない」とリーガンは言う。
「ひどいわ」と笑いながらインガは言った。
ピアノが上手なリーガンにインガは「聴かせてください」とお願いをするがリーガンは断った。
ふとインガの手がリーガンの頬に触れる。
泥酔状態で帰宅した今朝とは違い、顔色が良くなったことに安心したと言う。
バツが悪そうにインガの手から離れるリーガン。
「お前も元気そうだな」と一言。
インガは笑顔で「ええ」と返した。
「…どうして。初めてだと言わなかった。」とリーガンは初夜の日のことについて聞きます。
「初めてじゃないと決めつけたほうが悪いのでしょう?」とインガは言うのだった。
続けて、”最初は誰も痛いもの。もし罪悪感を抱いているのあればお詫びに一曲弾いて欲しい。”と。
見せ物にはなりたくないから弾かない。と言うリーガンに対しインガは「大丈夫ですよ。ここには私しかいませんから。」と言う。
考え込んだ末に妻の頼みだから弾くと言うリーガン。
しかし、インガを抱えピアノの鍵盤の上に座らせる。
インガの首元にすり寄るリーガン。
インガが「寝室で…」と言うものの、「あの夜の感想は?俺という男について少しはわかったか?」とインガに問いかける。
リーガンの行為に抵抗することなくインガは「ええ、少し。」と答えたのであった。
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感想
ピアノを演奏しているインガの絵が綺麗です。
ほんと1話とは別人すぎる。
インガに対するリーガンの気持ちは少しずつ何かしら芽生えてるかな?
インガに振り回されてるっぷりが面白いです。