前回まで
初めて一夜をともにした日を振り返り、リーガンは「俺という男について少しはわかったか?」とインガに尋ねる。
インガは「ええ、少し…」と答えるのだった。
【20話】<ディア・イングレッド> ネタバレ
リーガンとインガは何度も繰り返し体を重ねた。
行為後、インガは「優しくしてくれてありがとう。それからごめんなさい」とリーガンに謝罪。
”優しく?ごめん?こいつは何言ってるんだ?”とリーガンは思うも、自身の胸で目を閉じて眠るインガを見て”はぁ。俺もどうかしてるな”と思うのだった。
夜も明け、リーガンが目を覚ますと隣にインガはいなかった。
広間ではインガを筆頭に朝食の準備を行っている。
むこうから歩いて来たリーガンに気づいたインガは挨拶をし、「お腹が空いたでしょう。すぐにお出ししますね。」と朝食をすすめる。
リーガンの返答は「飯はいいからベッドに来い。」
「…え?」と戸惑うインガ。インガの後ろに控えているメイドも困り顔。
今は朝食の準備中だから少し待ってほしいと言うインガ。
インガを試すようにリーガンは「忙しいなら仕方ない。そこの君。君が代わりに来い」とインガの後ろに控えているメイドに言い放ちその場を去った。
「あ、あの!!」と慌てるメイドに対して、呆れ顔のインガ。
リーガンは自室の椅子に座り”さぁどうする、インガ”と考えこみインガを待つ。
ドアが開き、現れたのはインガではなくメイド。
驚くリーガンに対し、メイドは「旦那様。失礼いたします。奥様が誠意を尽くしておもてなしをするようにと…。」と言う。
”あの女!”と悔しそうにするリーガン。
身支度を整えリーガンは外出をしようとする。
インガが現れ「お義母様から連絡がありました。ミロアの領地の視察いつ頃になるのかと…」とリーガンに尋ねる。
あとは俺が処理すると言うリーガンに対してインガは私も連れてって欲しいと頼む。
「エルヴィーニを離れたくないんじゃなかったのか?」と言うリーガン。
「移住するわけではありませんから。」と笑顔で言うインガ。
困惑するリーガン。
その後、インガに「今日は外泊ですか?」と聞かれるも無視してその場を去ったリーガン。
リーガンが向かったのはダニエルの家。
突然現れたリーガンに、ダニエルは夫婦喧嘩でもしたのか?と尋ねるも「うるせぇ。早く出てけ」と言われ”ここ、俺の家だけど…”と思うのであった。
バンッ!とドアが開きダニエルの家に来たのは夜の社交界で馴染みのアデル・ジェイン。
泣きながら「ダニエル!」と叫び取り乱している様子。
「あぁもう!今度はなんだよ!?」と困惑するダニエルであった。
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感想
メイドさん、すんなり受けいれてリーガンの元へ行ったのが謎すぎる。
メイドってそういうの含まれてないよね!?
私だったらそんな会社お断りなんですが…。
それにしても、ダニエルは不憫ですな。(好きなキャラだけど。)