前回まで
エスペンサー家に入ったファルネーゼ公爵。
視界にはいったヘクトルを殴りつけるも、仲裁にはいったのはリーガンだった。
【30話】<ディア・イングレッド> ネタバレ
とめに入ったリーガンをみるなり怒りでワナワナと震えるファルネーゼ公爵。
公の場だからこれ以上は勘弁してくれとリーガンはファルネーゼ公爵にお願いをした後、ヘンソンにヘクトルをインガの部屋へ案内するよう命じた。
ヘクトルをインガに会わすことは絶対に許さないとファルネーゼ公爵は声を荒げるが、妻が望んでいるので会わせてやるだけだとリーガンは説明する。
ファルネーゼ公爵は、リーガンは過去のことを知らず2人を会わせているのだと思い助言をするがリーガンは過去のことは全て知っていると返答。
”決定権は夫の俺にある。”とファルネーゼ公爵にとどめの一言をさす。
インガの元にヘクトルがやって来た。
言いたいことはたくさんあるのに”元気ですか?”と簡単な挨拶しかでてこないインガ。
”ホワイト・ディア”はヘクトルがつけた愛称。その愛称が徐々に広まっているとヘクトルに言うインガ。ヘクトルは一言、そうですかと返した。
続けてインガに対して、私たちは身分の差が大きく最初から違う世界の人間だった。これ以上私に同情する必要はないと話す。
同情ではないと泣くインガ。
インガは泣きながら、昔の自分は子どもだった。あのときは大人だと思い込んでいた。なにもわからずあなたを愛してしまってごめんなさいとヘクトルに謝罪する。
そして、今はリーガンの妻になった。傷の深いリーガンを傍で支えてあげたいと思っている。でも、その前に先生に謝罪して過去から解放されたい。縛られたままだとリーガンを傷つけてしまうことになりかねない、とヘクトルにに打ち明ける。
大人になったインガを前にし、ヘクトルはインガに教師としてとても誇らしいと涙した。
~インガの回想~
ヘクトルは言った。”この世界であなたの愛を拒める男は存在しない。でも、私は愛し合うという本当の意味がなんなのか大人になったときインガが気づいてくれるはずだと信じている。”
ヘクトルは泣き続けるインガを抱きしめ、もう自分を許してあげてくださいと言うのだった。
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感想
ファルネーゼ公爵VSリーガンの回。暴力沙汰になるかと思いきや、ファルネーゼ公爵もさすがにリーガンには手が出せませんね。
ホワイト・ディアはヘクトルがつけた愛称だったんですね。てっきりメディアだと思ってました。
ヘクトルに謝罪できて気持ちが昇華できたインガ。今よりもっとリーガンに寄り添うのかな?気になるところ。
でも、リーガンに対する感情は”異性として好き”ではないよね。なんだろう?
利用してやる⇒傷ついた坊ちゃんだ⇒可哀想、支えてあげよう(←今ここ)だと思うんだけど。
それにしても、インガの謝罪に対して涙したヘクトルは本当にアデルを妊娠させたのか疑問。事実だったら二面性のある人ですね。怖い怖い。